情報を発信していくなら、「コンテンツは、複雑で高等なものを作らないといけない」
という、“誤った考え方”をはずすことが大事です。
というのは、コンテンツの価値というものは、
「ターゲットによって変わる」
ので、初歩的な内容であっても、ターゲットの立場、レベルによっては、
価値の高い内容になり得る、からです。
今回は、そこを意識した上で、コンテンツを作る手順を見ていきましょう。
コンテンツ制作の手順とは?
さて、今回は、コンテンツ制作の“具体的な作業手順”。
特典作りの経験やアイデアが少なくても、
流れに沿って、作業していけば、必ず特典が作れる、という手順です。
6つのSTEPで作っていく
では、先に手順を示しましょう。
(1)リサーチ
↓
(2)発案
↓
(3)ブレイクダウン
↓
(4)情報の収集
↓
(5)情報を寝かせる
↓
(6)制作
このように手順を分けるのがポイントです。
一気に「完成形」のコンテンツを作るのは、なかなか大変です。
しかし、上に示したとおり、細かい手順に落とし込んで、
アイデアを整理していくと、コンテンツは出来上がります。
ここでも、「難しく考えない」を大事にして、進めていきましょう。
(1)リサーチ
まず、最初のステップが、「リサーチ」です。
ここでは、特典を作るにあたり、あなたのセールスするターゲットが、
- セールスする商材を「手に入れる前」に、どんな「悩み」を持っているのか
- セールスする商材を購入し、「実践中」に、どんな「悩み」を持ちやすいのか
この2つをリサーチしておきます。
例えば、
・SEOアフィリエイトで、広告費をかけることなく報酬を得たい
・1日30分~1時間の実践時間で、結果を出したい
など。
「悩み」を解決できるコンテンツが、価値が高いですからね。
一番良いリサーチの方法は、
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あなた自身の実体験
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から、悩みやつまづきを洗い出すこと。
あなたが、
「こんな教材があったら、もっと上手く出来ていたのに」
と思うようなコンテンツは、必ず他の誰かにとっても役立つコンテンツになります。
(2)発案
続いて、リサーチで、ターゲットの悩みを特定したら、
「発案」を行います。
ここで、どんなコンテンツにするか、ざっくり決めます。
例えば、SEOアフィリエイトに関する教材を作ると決めたとき、
「既存教材は、実例が少なくて分かりづらい」という弱みがあるなら、
・設計の部分の個別サポートをコンテンツに入れる
・実例を5つ作って公開する
そうしたコンテンツを入れる要領です。
ポイントは、「これ、提供するの大変かも?」
という制作側の視点で考えるのでなく、
「ターゲットのお客さまは、これが絶対あったら嬉しいよね」
という、ユーザー視点で考えること。
まずは、あったら良いをベースに思いつくだけ書き出してみましょう。
価値を提供するのが、最終目的なので、
「こりゃ、作るの無理でしょ」
というように、自分でブロックをかけないようにするのが大事です。
(3)ブレイクダウン
役立つだろうけど、作るのが大変そうだな・・・、という特典を発案した場合は、
ブレイクダウン(小さく分割する)することを考えましょう。
これが、価値の高い特典を作る1つのコツです。
・最初に実例を1つ提供して、
残りは出来次第で提供しよう、とか、
・この部分は自分でテキストを書いて、
残りはリンク集にしよう とか。
“困難は分割せよ”という言葉もありますが、
ムリそうな作業も、細かくすると、完成させることが出来ます。
(4)情報の収集
作る教材内容が決まってきたら、制作に入ってもいいのですが、
書ける内容が足りない場合は、「情報の収集」を行います。
例えば、集客アップに役立つコンテンツを作る際に、
自分の知っているツイッターノウハウだけでなく、
- PPC
- フェイスブック
- インスタ
- 無料レポート
- 号外広告
についても、項目を追加すれば、
さらに集客の価値あるコンテンツになりますよね。
この時、PPCやSNSなどに関するノウハウを自分が持ってない場合は、
サイトで情報を集めたり、情報商材を買って、ノウハウを入手する要領です。
たとえ「2万円の情報商材」を購入したとしても、そこから学びを得て、価値ある特典を作れたら、
後で、何十本、何百本のセールスが出来ますので、コストは必ずペイできますね。
私も、特典作りに役立ちそうな評判の良い教材がある場合は、
積極的に購入するようにしています。
コストを払う分、価値ある情報を入手できますし、
質の薄い情報をつかんで、時間をロスするのがもったいないですからね。
(5)情報を寝かせる
特典作りの経験談から言わせて頂くと、
(1)~(4)までのステップを、手早くこなしたら、
作るコンテンツのコンセプトや見出しを、マインドマップにメモしておいて、
一旦、別の作業にとりかかると、逆に、コンテンツ作りがはかどることが多いです。
「情報を寝かせる」ということですね。
米国のマーケター、ジェームズ・W・ヤングも、
「アイデアの作り方」という有名な書籍で
・情報を集めたら、一回自分から離して、情報を整理させると良い、
といううことを述べています。
ノーベル賞科学者も、睡眠中の夢の中で、
画期的なアイデアを思いついた、という例もあります。
「時間をおいて」情報を整理した方が、情報を入手してすぐに形にするより、
アウトプットを、さらに良い形にしやすく、作業も早くなるので、ぜひ試してみてください。
(6)制作
ここまでで、作るべき内容と、方向性は決まっています。
そして、書くための情報というネタは仕入れ終わっていますし、時間をおいて整理もしました。
最後は手を動かして、一気に作るだけです。
PDFにしろ、音声にしろ、動画にしろ、
コンテンツをつくることは、
・究極的には文字を書くだけ
ですから、
体裁は気にせず、読者さんに伝えたい内容を骨子、見出しにそって、書くだけです。
細かいところを気にせずに、一気呵成に書くのが、効率の良い方法ですね。
あとから、追加や修正は何度でも出来ますから。
まとめ
コンテンツ作りの6手順
(1)リサーチ
↓
(2)発案
↓
(3)ブレイクダウン
↓
(4)情報の収集
↓
(5)情報を寝かせる
↓
(6)制作
コンテンツ作りの最後に、
同じくジェームズ・W・ヤングの言葉ですが、
「アイデアは、既存の要素の組み合わせにしか過ぎない」
というものがあるので、この言葉を紹介しておきます。
「アイデアを一から考える」というのは難しいことであり、
大抵のアイデアというものは、それまであったものの組み合わせに過ぎない、
というのが、この言葉の、一般的な解釈です。
で、この言葉、
私なりにもう1つ解釈すると、
「目や耳にするもの、全てが、頭の中で結びつくと、コンテンツ制作のアイデアになり得る」
と捉えて、日々心がけています。
例えば、情報商材や一般書籍を読んだときは、
「この教材のエッセンス、コンテンツの材料として使うとしたらどこだろう・・・」
ということを、必ず意識した上で視聴しますし、
広告なんかを見たときも、
「この動画をクリックした理由ってなんだろう?・・・タイトル? バナー画像?」
というように、情報のストックをしていきますね。
「すべてアウトプットありきで、インプットをする」
「ぼうっとインプットする、という行動は、情報発信者ならやってはいけない」
ということです。
そうすると、学んだり、意識したことが、
頭の中で結びつくと、新しいアイデアになるわけです。
- 本を読む
- 情報商材を学習する
- サイトを見る
- 広告を見る
- セミナーに参加する
- 指導を受ける
- 会社での仕事
- 買い物する
- 食事する
- 家族との会話
- サービスを利用する
至る所に、ビジネスのヒントがありますし、
うまく売上を上げている方のやり方が、潜んでいるはずです。
コンテンツ作りと併せてこうした行動も意識してみてくださいね。
コンテンツの作りやすさがグッと上がるはずです。